キャノン株価は仕手株と呼べるか

キャノン株価は信用取り組みが1.0倍を切っていることから取組妙味という点では仕手化する可能性がある銘柄です。しかし、これはあくまで信用取り組みから見た場合であって、実際に仕手が介入して仕手株と呼べるようになるかと言うとそうとは考えにくい銘柄です。あくまで、取組妙味というテクニカル的な需給観測から仕手化する可能性があるというだけです。これだけの、大型株を動かす為には仕手のような存在よりも市場のコンセンサスが要求される事から仕手株となる可能性は低いと考えられます。
ただし、相場の環境次第では取り組み妙味を狙ったファンド系資金が株価を持ち上げてくる可能性は否定できません。しかし、仕手株と呼ばれるような大きな値動きをするとは考えにくく、遊び程度の小さな動きに終始するとみられます。
キャノン株価はデジタルカメラで苦戦を強いられており、一昨年からの相場に乗り遅れている出遅れ株として目先的に矛先が向かっていますが、あくまで消去法で選ばれている消極的な物色対象であり、仕手株と呼ばれるような大相場に移行する事は考えにくいでしょう。目先の流れでは、年初来高値を更新していく事は十分に考えられるのですが、心理的な節目である5000円程度が目標ですから、仕手株のようなダイナミックな動きになる可能性は低いのが現状です。キャノン株価はあくまで日経平均に採用されている大型株で機関投資家や年金ファンド筋が投資家の主体となるような銘柄です。仕手株のように個人投資家の集団が手を入れて動きが生まれるような銘柄ではありません。取組妙味を材料に目先的な仕手化はしても、それが大きな値動きに通じるかといえば無理と言わざるを得ません。